ウンナナリサイクールとは?
私たちが生み出す商品の価値は販売を開始した時が最高で、
その後は時間とともに下がっていくだけ。
この当然の流れを変えることは出来ないか?
そんな考えに賛同してくれた方々が、
ウンナナクールの商品に様々なアイデアで新しい価値をプラスする事で、
ちょっとカッコよく生まれ変わらせるプロジェクト。
それがウンナナリサイクールです。
今回ウンナナリサイクールの第3弾として、
ウンナナクールと名古屋モード学園が
ファッション、ヘアメイク、インテリア、グラフィック分野のアイデアで
エールを贈るアップサイクルプロジェクトをスタート!
そして2022年2月5日に名古屋モード学園で開催された
「MODE EVENT WEEK2022」にて完成品が発表されました。
今回は完成した作品と受賞作品、授賞式の様子などを
ご紹介します。
名古屋駅前、徒歩3分。
名古屋モード学園はファッションからインテリア、グラフィック、
美容業界まで、ひとり1人の個性を見つけ伸ばし、
即戦力となるプロを育成する専門学校です。
ひとり1人を希望する業界のプロへと導く業界直結のカリキュラムで、
13年連続※希望者就職率100%を達成。
「就職」と「美容師の国家資格」を保証する3大保証制度は
自信の証明です。(※2007年度以降の実績)
オリエンテーション
2021年11月1日(月)、ウンナナクールの塚本社長と
ウンナナクールのクリエイティブディレクター千原徹也氏による学内オリエンテーションが実施されました。
学生の真剣なまなざしと、積極的に質問する姿が印象的でした!
制作風景
制作がスタートしました!
テーマは「アップサイクルでエールを!~ウンナナリサイクール~」学生は現在、コンセプトの立案から各学科特性を活かした作品制作にあたっています。
ウンナナクールの商品を実際に手に取り、アイデアを膨らませます。
審査当日
作品コンセプト
各グループがウンナナクールのブランドミッションの
「女の子の人生を応援する」に向き合い、
作品のコンセプトを考えてくれました。
ファッションショーを開催
作品の発表はショー形式でも発表されました。
ブース展示とはまた違った雰囲気で、どの作品も
魅力的でした!
授賞式
金賞・銀賞・銅賞と、
審査員特別賞が授与されました。
どれも素晴らしい作品でした。
株式会社ウンナナクール社長
塚本さんからのコメント
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コロナ禍でチームでなかなか集まることができない中で、表面上には見えない苦労もたくさんあったと思いますが、皆さん素晴らしい作品を発表して頂きありがとう御座いました。
ウンナナクールではブランドとしての独自性、他のブランドと何が違うのかを考えながら日々ブランドを運営しています。
今回、作品の採点のポイントはコンテクスト(文脈)です。社内でもコンテクストを重視しており、商品に至るまでの必然性やストーリーをすごく大切にすることで独自性を生み出しています。
どの作品も様々な工夫を凝らして頂いてましたが、金賞を受賞された作品はアップサイクルの必然性、ストーリーを一番感じられ、非常に良い作品だと思いました。
みなさんが社会に出た後には是非ともファッション業界を盛り上げていってもらいたいと思うし、楽しみにしています。今後も頑張ってください。
「ウンナナクール賞」受賞作品について
生徒さんからのコメント
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TOI
- グラフィック学科 -作品のコンセプト
お姫様の幸せは王子様がくれるものじゃない。
辛いことがあっても、女の子は自分で自分を幸せにできるもの。その手段のひとつ、お菓子のブランドを企画立案し、その販促物である「ポスター」「WEBサイト」「ショップカード」「商品パッケージ(3種類)」「お試し商品のパッケージ」を制作しました。制作過程で考えたこと
ウンナナクールの販売終了となった布を使用してパッケージを制作しました。その布が本来持つ役割をお菓子の効能と結び付けることで、ウンナナクールのアイテムに新たな価値を持たせました。
受賞しての感想
ずっと自分達の作品に自信が持てなくて、色々な事を削って頑張ってきました。こうして賞をいただけて、自分達を疑って追及してきた事が報われました。アドバイスを下さった家族や先生方、審査をしてくださった方に感謝の気持ちを伝えたいです。
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anemone
- インテリア学科 -作品のコンセプト
恋する人を応援するバレンタインショップを提案しました。
ウンナナクールさんが掲げる強さを持った女性像をイメージし、「ペタルバレンタイン」(花びらのバレンタイン)という商品を販売しています。壁紙の花とパッチワークにウンナナクールさんの商品を使用しました。制作過程で考えたこと
かっこいい女性をどう表現していくか、その女性はどんなバレンタインを過ごすのか、甘すぎず強すぎず自分らしさと恋心の両立を作品としてどうつくり上げていくのかをよく考えました。
受賞しての感想
このような賞をいただけて本当に光栄です。作品発表当日までコンセプトに悩みつづけ、制作や設営が納得のいく形に完成したのも直前でした。私自身リーダーとして頼りない部分も多かったと思いますが、全員で最後まで諦めずに作り上げることができて良かったです。
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Comme je suis
- ファッションビジネス学科 -作品のコンセプト
少し背伸びしたがる気持ちを支えていくような商品を提案しました。
ブランド名はフランス語で「私らしく」です。Comme je suisのコンセプトは「女性らしさ」ではなく「自分らしさ」を見つけられるきっかけになりたい、そういう想いをブランドに込めています。制作過程で考えたこと
まずは、コンセプトとターゲットを明確にするのが大切だと思いました。リーダーとしてみんなの意見を必ず聞いて決める事、販促物やリメイク品、それぞれの強みを活かしてアサインしました。全ての商品や販促物に拘って作りました。
受賞しての感想
チームメンバーのおかげでここまできたと思いますし、とても感謝しています。今まで見たことのない作品にチャレンジしてみて、よくできたと思います。まだまだこれからも成長しますし、次はもっといい作品を作れる為にもっと頑張ります。
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白昼夢
- メイク・ネイル学科 -作品のコンセプト
物語を読んでいる女の子は、可愛く穏やかなお姫様に不満を抱いていた…もっとワイルドでタフなお姫様ならカッコいいのに!!という気持ちを、メイク・ヘア・ネイル・ボディアートで表現しました。
制作過程で考えたこと
制作過程で大切にしたことは、誰が見てもわかる作品をつくることです。見る人に作品の雰囲気や世界観が伝わることが一番うれしいことなので、それを心掛けて制作しました。ヘアメイクからディスプレイ全てにおいて妥協せずにこだわって制作することを大切にしました。
受賞しての感想
自分たちが大切にしていた「細部までこだわって制作する」という部分を評価していただけたので、本当にうれしかったです。まだまだ至らないところばかりなので、今回の受賞を力に今後も良い作品を作っていきたいです。本当にありがとうございました。
クリエイティブディレクター
千原さんからのコメント
皆さんそれぞれ素晴らしかったけど本当にあと一歩、どこまで頑張れたかの差だった。
もう一度考えて欲しいのは、最終的に展示の為ではなく自分の未来のために作品を作っているということ。
細かいところまで一つも妥協しないでやろうっていう拘り。
受賞した作品はディテールまでしっかりと考えられていた。
この展示自体を最終目標にしてしまうと、この展示らしいものにしかならない。
ここにいる皆さんが社会に出て輝く為に、自分の未来を想像しながら1つ1つ丁寧に、妥協せず、必ず誰かが見ているという想いの中でモノづくりを続けていってもらいたいと思います。