ワクワクを抱きしめて、女の子の人生を応援する。《前編》

ワクワクを抱きしめて、女の子の人生を応援する。《前編》


こころが躍る音。

その小さな弾む音のようなものを逃さないように、生きてゆきたい。 それが「ワクワク」──


Embrace Your WakuWaku.


“自分らしさ”をあきらめて、妥協して今あるものの中から選ぶ。 そうではなく、“自分らしさ”を大切にしたい。

ワクワクに素直に。

あさぎーにょさんの哲学と世界観を、下着へと織り込んでゆく。


ワクワクを抱きしめよう。

ワクワクを抱きしめて、女の子の人生を応援する。《前編》

クリエイティブアーティストあさぎーにょ× ウンナナクール『364 レース』。

今回のコラボ商品は、あさぎーにょさんの「いつか下着を作ってみたい!」という想いにウンナナクールが応えて実現。

商品が生まれた背景とその想いを、クリエイティブアーティストのあさぎーにょさんとウンナナクールのデザイナー木田裕美さんにインタビューしました。

「下着は直接肌に触れる一番身近な存在。だから、ワクワクを抱きしめているような感覚で。恐怖や不安があった時に、自信を与えてくれるような、お守りとなってくれるような下着がつくりたいと思った(あさぎーにょ)」

「プロジェクトのはじまりは、“運命なのでは!”と思うほどロマンティックなものでした」あさぎーにょさんはそう話す。
「ポップな下着をつくりたい」とツイートした翌日、あさぎーにょさんは渋谷のパルコにいた。そこでウンナナクールの代表である塚本昇さんに声をかけられる。挨拶を交わす中で昨日のツイートのことを話すと、塚本さんはそのことを知らなかった。いくつか重なった偶然によって、トントン拍子でコラボレーションが決まった。

あさぎーにょ:まるではじめからそうなることが決まっていたのかのように。今回のコラボは、そのようなドラマティックな経緯があります。

これまでに抱いていた下着への課題は?

あさぎーにょ:個人的な話なのですが、これまでの下着はサイズがぴったりと合うものがあっても、気持ちがぴったり合うものは少なかったんです。

わたしは常に、“自分らしさ”や自分の趣味嗜好を紐解いて発信しています。「なぜ、好きなのか」を分析したり、自分の世界観を表現して伝えてゆくことがわたしの生きがいであり、今の活動へとつながっています。だから、常に自分の好きなモノや色、形を追求しています。

下着に関しては「好き」を追求するよりも、使いやすさや機能性で選んでいた。半分、あきらめていた部分もあるかもしれません。

あさぎーにょ:女性のエレガントさや可憐さを追求したランジェリーはたくさんあります。でも、ポップで、やわらかく、丸みのあるあたたかさ──それをわたしは“ポピー”と呼んでいるのですが、そういった気分と共鳴する下着と出会える機会が少なかった。

身につけた時にワクワクするポピーな下着があればいいなと思いました。

ワクワクした気分になれる下着がない。その中で唯一、あさぎーにょさんはウンナナクールへ通っていたという。コラボレーションが決まった時、喜んでそのことを母親に伝えた。すると「私がずっと買ってたブランドやね」と返ってきた。中学生の頃から、ずっとプレゼントしてもらっていた下着。母の言葉を聞いた時、あさぎーにょさんの中で当時の記憶が蘇った。

あさぎーにょ:当時、それがウンナナクールさんとは知らなかったんです。あのハトの紙袋に包まれた下着。母から贈ってもらっていたものに、自ら辿り着いていたことがうれしくて。自分にぴったりくるものが少ないと思っている中でも、「ウンナナクールに行けば」という気持ちがありました。だから、今回のコラボレーションは運命的な“何か”を感じています。

「塚本も“あれは奇跡だった”と申しておりました」と、デザイナーの木田さんはそう話す。パルコでの運命的な出会いから二週間後、さっそくミーティングの機会が設けられた。

あさぎーにょ:お互いの世界観を共有し合う熱いミーティングがひらかれました。ウンナナクールさんの歴史や、今までリリースしてきたアイテム、どのプロダクトが人気だったのか、大切にしているコンセプトやメッセージをお伺いしました。そして、わたしの想いや「POPPY」の世界観をお伝えした。

「ただ下着を一緒につくる」というより、互いの想いに共感したり、共鳴しながらつくっていった。

木田:わたしたちの「女の子の人生を応援する」というメッセージと、あさぎーにょさんの「ワクワクを抱きしめる」という感覚がリンクするよね、という話し合いが行われました。最初の段階から、あさぎーにょさんがデザインを絵に描いて想いをお伝えしてくれて。ヴィジュアルもかなりこだわりを持って仕上げています。

あさぎーにょ:たとえば花柄のデザイン。一口に「お花」と言っても、ふわふわしたり、しゅっとしたり、プリプリしたり……いろいろと表現できます。そのヴィジュアル面での印象についてもすり合わせていきました。

木田:花の角度や花びらの数によっても印象が変わる。花びらのカタチ一つとっても、どれがワクワクするかを検討してゆく。わたしたちも、参考として下着のレースの種類をお見せして、どのイメージが近いのかをディスカッションしながら深めていきました。

あさぎーにょ:途中までワイヤーブラでプロジェクトは進んでいたのですが、364のシリーズの話を聴いて興味を持ちはじめ、実際に使ってみたい気持ちになりました。わたしは「ワイヤー信者」と言いますか、それまではワイヤーブラじゃないとダメな人間で。

パルコの店舗に行って、何種類もつけさせてもらう中でノンワイヤーの印象がガラリと変わりました。想像以上にズレないし、動いてもちゃんと形を保ってくれる。「これ、いいかも」と思って、「……お伝えしづらいのですが、364変更しても……いいですか?」と。

木田:わたしたちにとってもウンナナクールの364を気に入っていただけたことはとてもうれしく。また、あさぎーにょさんはノンワイヤーの着用感だけでなく、「ワイヤーブラだとサイズ展開の関係で行き渡らない人もいるかもしれない」と、より広く多くの方へ届いてほしいという想いからの提案で。感激したことを覚えています。

             

後編へ続く

profile

あさぎーにょ

ワクワクを抱きしめようをテーマにポップで温かい“ポピー“な世界観を幅広い分野で表現するクリエイティブアーティスト/アートディレクター/YouTuber
SNS総フォロワーは300万人を超え、音楽、ファッションと幅広い分野で活躍中。
2021年には自身がディレクターを務めるアパレルブランド「POPPY」の実店舗を原宿につくる。
その他にもアートディレクターとして唯一無二の世界観を詰め込んだ作品を生み出し続けるなど、多彩な表現力で人々の日常にポップを届ける。

インタビュー/編集 : ダイアログ・デザイナー嶋津

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